ロコノマドからのお知らせやコラムを紹介しています。
ROKKONOMAD オープン記念 “ロコノマドのトリセツ”
2021年3月26日の施設開きをもって、正式に稼働開始したROKKONOMAD(ロコノマド)。 これを記念し、今までのフォト・ライブラリーを使って施設の案内をします。この場所を利用するイメージを膨らませてください。
中央に見えるのがROKKONOMADのエントランス階段。上がって、左へ進むとソーシャル・ルーム(リラックスしたり食事したりする場所)。右がワークスペースや会議室を備えた建物です。
-WORK-
ここが、ROKKONOMADにおけるみんなのリビング的存在、ソーシャル・ルーム。ゆったり本を読んだり、情報交換したり、ランチしたり。自由な使い方ができます。
エントランスから右に進むとすぐワークルーム。こちらの窓際は施設内でもっとも眺めがいい特等席です。
窓からは森の樹木、その向こうに神戸の街、そして水平線が。時間の経過と共に空の色が移り変わっていきます。
ワークルームはフリーアドレス、コーヒー片手に自分のペースで作業できます。週1回だけ利用したり、コテージ宿泊してこのワークルームで働いたりすることも可。旅人同士のようにその時々の利用者との新しい出会いがあったり…。
ワークルームにはアーティストのライブペインティングがそのまま保存されていて、この場所のシンボルとなっています(写真は制作中の様子)。
1階の固定席ブース。リフレッシュしたいときは、直接ウッドデッキに出られて、広大な自然を前にぼーっとできます。
1階会議室。都市部のオフィスに出勤する感覚とは違う新鮮な気分でブレストに集中できます。自然の中の環境で宿泊施設も併設しているので、合宿しながら会議するという使い方もおすすめです。(ホワイトボード、モニター有り)
施設内のところどころに、クライアントと遠隔会議をするときなどに使える個室ブースがあります。
オフィスワーカー以外に、創作活動をする人々が滞在して制作する場合にも使えます。(滞在費を支援するプログラムも用意されています。)
-STAY-
オフィス棟のすぐ横には、宿泊コテージが2棟あります。コテージは企業の合宿用途などにも向いています。1階のベッド/ソファベッドのほか、ロフトのベッドスペースがあり、4〜5名まで宿泊可能。トイレ・バスルームはもちろん、調理器具やBBQコンロも備え付けられているサービスアパートメントスタイルです。
コテージで自炊やバーベキューをして過ごせば会社の同僚同士、あるいはプロジェクトのチームメンバー同士、親睦を深めることもできます。
こちらはもうひとつのコテージ。4名程度までのグループで泊まることが可能。寒い時期は薪ストーブも楽しみのひとつ。ストーブの火を見ながら読書したりお酒を飲んだりするのも格別です。
ソーシャル・ルームが入るメインの建物内にも宿泊スペースがあります。こちらは長期滞在者向けの個室。ベッドの寝心地も日当たりも素晴らしく、鳥の声と陽の光で気持ちよく目が覚めます。
短期滞在者用の宿泊エリア。値段もリーズナブルで、旅するように働く人や、たまに気分を変えたい人にもぴったり。
こちらは女性用短期滞在者宿泊スペース。男女で区画が分かれています。
カフェまではありませんが、昼時には料理人が来てランチも提供する予定です。見晴らしのいいソーシャル・ルームで食べるとすがすがしい気分に。
-NATURE-
ROKKONOMADの敷地内の様子です。建物の周りは背の高い木々に囲まれていて、敷地内を歩くだけでも森林浴ができます。
ソーシャル・ルームのすぐ下は、広いウッドデッキになっています。鬱蒼とした緑がパノラマ状に広がり、その向こうに街と海が見渡せます。たまにここにテーブルを出して作業しても爽快。屋外BBQするスペースとしても定番です。
コテージは外から見るとこんな感じ。街の日常を忘れてこもる絶好の隠れ家。もの書きの方にもおすすめです。
ROKKONOMADを出るとこんな自然の散策ルートがいくつもあります。運動不足解消や、煮詰まったときの気分転換は、自然の中のウォーキングで。
自転車を持ってきて仕事の合間にサイクリングして六甲山上のいろんな場所へ出かければさらに世界が広がります。
-SKY-
最後に、ROKKONOMADから見える空についても触れておきます。この場所で働く最高さのひとつは、仕事しながらこの空を眺めて時間を過ごせることです。これが日中。(7月に撮影)
こちらが夕暮れ。ソーシャル・ルームからベランダに出て、コーヒー片手に夕暮れを見るひとときが最高。
日没後の夜景も唯一無二。泊まりながら仕事する場合は夜や朝の景色も楽しめます。
「こんな空間があるのに満喫しないのはもったいない」。私たちが六甲山上に共同オフィスをつくる機会をもらったとき、最初に抱いたのはその感情です。ここの気持ちよさをできるだけたくさんの人と共有したいですし、まず週に一度、月に2、3度程度と思っている方も、山上に通って仕事が普通にできてしまう感触が得られるようになると、山上滞在の割合は上がっていくのではという気がしています(私たち自身、山上で過ごす時間が徐々に伸びています)。
仕事に、制作に、執筆に、泊まれる森のシェアオフィスの楽しみを、ぜひ。
(コラム執筆=安田洋平 写真=藤田 育、片岡杏子)