NEWS&COLUMN

ロコノマドからのお知らせやコラムを紹介しています。

ROKKONOMAD発、子どもと一緒に出かける六甲山ガイド

ROKKONOMADのコテージに家族で宿泊される方が増えています。山上に滞在した折に子どもを連れてお出かけできる場所の情報をまとめてみました!

ROKKONOMADで宿泊して、子どもとあちこち出かけてみよう。

■神戸市立森林植物園

神戸市立森林植物園の多目的広場、遊具もあります! 

とにかく走り回れる!総面積142.6haの自然を最大限に活用し、樹木を中心に約1,200種(うち約500種は外国産)をエリアごとに楽しめる広大な植物園です。春は37種約4千株のシャクナゲやツツジ、夏は六甲山の幻の花といわれたシチダンカをはじめ25種350品種、約5万株のアジサイ、秋は38種約3千本もの色とりどりの紅葉など風景を楽しみながら、四季折々の森の自然を満喫できます。
園内には約3ヘクタール(甲子園グラウンド2.3個分)の多目的広場もあり、ターザンロープなど遊具もあります。芝生敷きの広大な広場なので、ボールやフリスビーなどを持って出かけるのもおすすめ。追いかけっこも鬼ごっこも、思いのまま。遊び疲れたら芝生の上でお弁当を食べてピクニック気分を味わうこともできます。多目的広場以外も長谷池やカモシカ園などもあり、生きものや植物に出会いながら園内散策にも出かけてみてください。園内のカフェで販売している弓削牧場の牛乳を使ったソフトクリームも美味です!

神戸市立森林植物園
水曜休(祝日の場合は翌日)、年末年始休(12/29~1/3)
9AM~5PM(入園は4:30PMまで)

背の高い木々がいっぱい!森林気分を満喫

■有馬玩具博物館

世界中のユニークで複雑な仕掛けの自動人形が見られる「有馬玩具博物館」。

六甲有馬ロープウェー・六甲山頂駅からロープウェーに乗り、絶景を眼下に眺めつつ12分の空中散歩を堪能したらもう有馬温泉。そこから徒歩10分程の場所に有馬玩具博物館はあります。ここはおもちゃに夢を託したデザイナーや老舗旅館のオーナーの志によって2003年に開館し、以降人々に親しまれ続けているおもちゃ博物館。子どもと一緒に有馬温泉に来るときに立ち寄る定番スポットとして知られています。実際におもちゃを手にとって遊べるプレイスペースがあったり、他では決して見ることのない、世界各地のユニークな自動からくり人形(オートマタ)があったり、その複雑な動きは見飽きません。4階から6階までの3フロアにこれでもかというくらい玩具がいっぱい! 

有馬玩具博物館
不定休 10AM〜5PM

館内には体験できる玩具もいっぱい。

■有馬温泉の散策

有馬温泉は他にも子どもとブラブラする楽しみがいっぱいです。竹工芸の職人さんが竹を割ってかごを編んでいるところを見学したり、たくさんのお店をウィンドウショッピングしながら温泉まんじゅうや棒串天ぷらなどを買い食いしたり。有馬サイダーを楽しむこともお忘れなく。炭酸水に甘味を足して売る文化が有馬で始まったのは明治期で、日本のサイダーの草分けと言われています。栓を抜くとポン!という音がしたため当初は「てっぽう水」と呼ばれていました。炭酸と言えば、軽くて優しい味で何枚でも食べてしまう炭酸せんべいも人気!

有馬温泉に来たらサイダーや炭酸せんべい、温泉まんじゅうなど、買い食いも楽しい!

ちなみに、ロープウェーでの行き方をご案内しましたが、ROKKONOMADから歩いて有馬温泉に行くこともできます。紅葉谷(もみじだに)道を通って歩くと片道2時間くらい。朝からのんびりハイキングで出かけて有馬で遊び、お風呂にも入って、帰りはロープウェーという一日も気持ちいいですよ。

神戸六甲有馬ロープウェー

ロープウェーで山越えの感覚を味わう。 

■六甲山牧場

子どもたちは餌やりに夢中!

お子さんが未就学児〜小学生だったら六甲山牧場での体験も特に大喜びでしょう。ヤギ、ウサギなどへの餌やりや仔牛へのミルクやり、乗馬体験など、ふれあいコンテンツが充実しています。新鮮な牛乳を使ってのアイスクリーム、ヨーグルト、バターなどをつくれる教室も人気が高く、その他に羊毛を使ったクラフト教室などもあります。そしてソフトクリームが美味しいことも子どもにとっては大きな加点でしょう!

六甲山牧場
火曜休(2024年7月21日~8月31日は無休)※年末年始・冬季休業あり
9AM~5PM (入場は4:30PMまで)

自分でヨーグルトやアイスクリームがつくれる!

■六甲山アスレチックパークGREENIA

「グリーニア」で大人気の水上アスレチック。

2021年にリニューアルオープンした六甲山アスレチックパークGREENIA(グリーニア)。人気動画クリエイター「フィッシャーズ」が監修したアスレチックは他でなかなか味わえない楽しいアイデアが詰まったものばかりなので、県内外からたくさんの方が楽しみにしてやってきます。なかには、ハイレベルなアスレチックもありますが、小学生が楽しめるコースも数多くあります。ただ水上アスレチックのエリアは高確率で水に落ちるので着替えは必須です(※水上アスレチック、フォレストアドベンチャー、ロングジップラインは未就学児の体験不可)。運動が大好きなお子さんは間違いなく盛り上がります。174もアスレチック遊具があるので1日中遊べることも魅力の1つです!

六甲山アスレチックパーク GREENIA(グリーニア)
営業期間 3/16〜11/17 ※2024年の情報です。
木曜休、6/10~12休、冬季休業
※ただし、祝日および5/2、7/25~8/29は営業10AM〜5PM(最終受付4:30PM)
※繁忙日は早開け・延長営業を行う場合がございます。詳細はHPをご確認ください。
※悪天候等による営業時間短縮や臨時休業を行う可能性がございます。

小学校低学年からでも楽しめるアスレチックがたくさん。

■六甲山スノーパーク

アスレチックパーク「グリーニア」が、冬場は「スノーパーク」に早変わり。

同じ施設が冬の期間は人工スキー場「六甲山スノーパーク」になります。兵庫県はハチ高原などのスキー場が有名ですが、街から近く手ぶらでいきなり行っても滑れる六甲山スノーパークは、地元の人にはもちろん県外からの旅行者にとってもありがたい存在です。スキーとスノボーだけでなく、そり滑りや雪遊びなど、小さな子どもたちが楽しめるコンテンツも充実。日中遊んで宿に戻って夜はグッスリという一日のルーティンが気軽に組めます。

六甲山スノーパーク
通常営業日 9AM~5PM 土日祝 9AM~8PM
冬季営業 ※年によって営業期間は異なります。HPでご確認ください。

雪遊びやそり滑りもできる。

■神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond

8月末から11月末にかけての六甲山上は現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート」の季節になります。ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、六甲山サイレンスリゾート、風の教会など山上の代表的な施設が揃ってアートの展示会場となり、ハイキングをするようにあちこち巡りつつアートと出会えます。

五月女かおる 「食事の風景」(「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」より)

現代アートの祭典ですが、アートを散策する道中、家族で楽しめるイベントに参加できたりカフェやハンモックで休憩できたりもするので、子どもたちにとっても楽しい屋外散策になるはず。各会場には、六甲山上にある神戸市立六甲山小学校の子どもたちが原画を手がけたオリジナルスタンプも設置されており、それらをコンプリートするのも楽しみのひとつです。
2023年からは森林の中を歩きながらアートを見つける「トレイルエリア」も新たに加わりました。アートを探しに出かけたら、道中でキジを見かけたり、水のせせらぎの音が聞こえてきたりと、総合的に五感が磨かれる良い機会ともなってくれるでしょう。

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond
会期 2024/8/24〜11/24
※六甲山サイレンスリゾートのみ8月~10月の毎週月曜休業(月曜祝日の場合は火曜に振替休業)
開場時間10AM〜5PM ※会場により一部異なります。

加藤美紗 「溢れる」 (「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」より)

■六甲山ガイドハウス/六甲山ビジターセンター

せっかくの山上ですし子どもに自然との触れ合いを多く持たせたい、と思われる親御さんも少なくないでしょう。そんなときはまず六甲山の情報センターである六甲山ガイドハウスに足を運んでみてください。土日祝ならガイドハウスには「山の案内人」の方が常駐しており、1時間くらいで回れる「自然探索ツアー」を午前10時半と午後1時の2回開催行います。六甲山の動植物についての説明などもしつつ案内してくれます。

六甲山ガイドハウスでは、自然探索のツアーを毎週末行っている。

また六甲山ガイドハウスの脇の階段を上ると六甲山ビジターセンターがあり、この建物内では六甲山の自然に関する展示が充実しています。建物前は広々とした芝生広場になっているので、走り回ったりお弁当を食べたりするピクニック気分でのんびり過ごせます。見晴らしも抜群です!六甲山ガイドハウス/六甲山ビジターセンターは山上イベントのチラシも多く揃っているので、まずここに立ち寄って情報収集してみてください。

六甲山ガイドハウスの脇から上がるとピクニック向けの広場と、六甲山の自然に関する展示施設も。

六甲山ガイドハウス
月曜休(月曜日が祝日又は振替休日の場合は翌平日)、12/27~1/5休
4/1~7/19、9/1~11/30 9:30AM~4PM
7/20~8/31 9:30AM~5PM
12/1~3/31 10AM~3PM

■六甲ケーブルに乗って街へ出かける

六甲ケーブルの車窓からの眺めもぜひ楽しんで! 

六甲山で遊ぶのはもちろんおすすめですが、「街が近い」ことも六甲山上ステイの利点のひとつなので、ケーブルカーに乗って六甲ケーブル下駅まで降りて、そこから神戸市立王子動物園や神戸布引ハーブ園に出かけていくのも選択肢になります。そもそもケーブルカーも楽しい乗り物で、窓からの景色も春夏は緑、秋は紅葉、冬は雪化粧を帯びた木々というように豊かに変化します。王子動物園はジャイアントパンダが有名ですが、その他レッサーパンダ、フラミンゴ、ゾウ、キリン、爬虫類や夜行性動物なども見応えがありますし遊園地も併設されています。

六甲ケーブル
神戸市立王子動物園
神戸布引ハーブ園

■山歩き

天狗岩までハイキング。岩の上から「おーい!」

ROKKONOMADにはフリーマップ「六甲山やまくだり地図」が置いてあります。ここに書いてある山歩きのコースの中には、子どもも一緒に歩いて楽しい道もたくさん載っています。天狗岩まで出かけていっておやつを食べる。シュラインロードを歩いてあちこちに隠れている石仏を見つけ出す。アイスロードを歩いて途中いくつもある沢を飛び越える、等々。前述したように紅葉谷を歩いて有馬温泉まで行くのも楽しいハイキングです。六甲山に来た良さのひとつはやはり山の自然の中に身をおいているということ。宿ではゆっくりインドアで本を読んだりゲームをしてお籠りを楽しむのも良し。外に出たら、近場でもデジタル機器と少し距離を置いて、葉っぱのかたちを面白がったり、水の音を聞いたり、そういう体験を子どもと一緒に持てる貴重なひとときでもあります。何かをしに行こうというのでなく、ただ自然の中をてくてく歩くだけでもかけがえのない楽しみになってくれると思いますよ!

「六甲山やまくだり地図」はROKKONOMADで配布しています。
山を歩いてアドベンチャーしよう!

(コラム執筆=安田洋平)