NEWS&COLUMN

ロコノマドからのお知らせやコラムを紹介しています。

NL/ROKKO 2023 オープニング企画 書籍『サーキュラーエコノミー実践』の著者・安居昭博さんのオランダ話をアテに、旅する料理人・三上奈緒さんの料理を楽しむ会

六甲山上のROKKONOMADでは、オランダの社会と思想にヒントを得ながらこれからの社会と働き方について考える「NL/ROKKO 2023」を今年も開催します。今年は六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyondの展示のひとつとして開催することになりました。オープニング企画として『サーキュラーエコノミー実践:オランダに探るビジネスモデル』の著者・安居昭博さんと、「顔の見える食卓づくり」をテーマに旅する料理人として活動する三上奈緒さんをお招きし、「成長ってなに?」というテーマのイベントを開催します。

昨年秋、ROKKONOMADでは、オランダの先進的な思考から私たちのこれからの働き方、暮らし方を模索するイベントNL/ROKKO2022を約4か月間にわたって開催しました。「私たちはなぜ働くのか?」をテーマに、オランダの哲学者・活動家・事業家・リサーチャー・コンサルタントやオランダに住んでいる日本人の方々に協力を仰ぎ、サーキュラーエコノミー(循環型経済)、コモンズ、フラット型組織などの状況について教えてもらいました(16本の記事をこちらより読むことができます)。その中でもハイライトであった『Humankind 希望の歴史』『Utopia for Realist 隷属なき道』の著者でもあるオランダの歴史家、ルトガー・ブレグマンさんへのインタビュー。ルトガーさんが答えられたコメントの中でも特に印象的であった「成長とは?を再定義する時期にきている」という言葉から、今年のテーマとして「成長」を選びました。

今年は六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyondに、トレイルエリアという、山道を使った展示が追加され、昨年NL/ROKKOで読書スポットだった場所がアーティストによるインスタレーションの設置エリアとなります。NL/ROKKO自体も六甲ミーツ・アートの展示のひとつとして組み込こまれ、ROKKONOMADの敷地内に、成長をテーマに、歴史的著名人、企業人、一般市民の成長に対する意見や感想を50以上展示したインスタレーションを展示予定です(この企画では訪れるみなさんにも成長に対する意見や感想を考えてもらい、現地に自分に意見を記したカードを残していってもらいたいと考えています)。いち早く展示を見て頂き、その上で、『サーキュラーエコノミー実践』の著者でありオランダの実情に詳しい安居昭博さんの話を聞きます。そしてトークの後には、三上奈緒さんの料理。三上さんは「縄文」からヒントを得た料理を展開されていますが、今回もそんなそうした料理をワンプレートでいただきながら(縄文時代にあった食材をテーマに、EAT LOCAL KOBE関係者の神戸近郊の猟師さんや農家さんからの調達になります)、残暑の中、山の夕涼みを楽しむ場になればと企画しました。みなさま、お会いできるのを楽しみにしています!

2022年はNL/ROKKOの読書スポット4番だったROKKONOMAD敷地内が、六甲ミーツ・アートの展示スペースとなります。乞うご期待。
読書スポット1番だったスペースも、六甲ミーツ・アートの展示スペースとなります。ROKKONOMADハウスアーティスト LOK JANSENの作品が展示されます。
2021年に開催した三上奈緒さんによる料理会の様子。今回はどんな料理になるのでしょうか。(今回は室内調理したものを提供となります)

NL/ROKKOオープニングイベント概要

<日時>
9/2(土)16:00- 20:00

<スケジュール>
16:00 開場(16時から17時の間にROKKONOMAD敷地内のNL/ROKKO展示をご覧ください)
17:00〜18:30 NL/ROKKO2023 トークセッション《成長ってなに?》
出演:安居昭博(『サーキュラーエコノミー実践』著者)、三上奈緒、LOK JANSEN
進行:小泉寛明(ROKKONOMAD/神戸R不動産)
18:30 三上奈緒さんによるワンプレート料理提供開始
20:00  Close

<参加費>
2,000円(料理費)
軽食、ドリンクは現地にて販売

<登壇者プロフィール>

安居昭博
1988年生まれ。京都在住。Circular Initiatives&Partners代表。ドイツ・キール大学「Sustainability, Society and the Environment」修士課程卒業。「青年版国民栄誉賞(TOYP2021)」にて「内閣総理大臣奨励賞(グランプリ)」受賞。企業や自治体のほか、「京都音楽博覧会」や「森、道、市場」等の音楽イベントでもサーキュラーエコノミーのアドバイザーを務める。著書に『サーキュラーエコノミー実践: オランダに探るビジネスモデル』 (学芸出版社)。

三上奈緒
東京農業大学卒。「顔の見える食卓作り」をテーマに、食を通じて全国各地の風土や生産者の魅力を伝える活動を展開。 食卓から未来を想像する学び場 「Around the fire」や、縄文から食の原点を学ぶ「縄文倶楽部」などを主宰。子どもたちへの食育をテーマにした「Edible schoolyard japan」のシェフ・ティーチャーを務めたり、東京・渋谷の書店SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)と「おいしいってなんだ?」講座を企画するなど、教育者としても活動。 “目で見て肌で感じたものが全て。全ては自らの足で歩く”が信条。海に山に川に、料理のフィールドはどこへでも。石を組み、木でアーチを組み、焚き火で料理する、プリミティブな野外キッチンを作り上げる。

オープニングイベント参加申し込みはこちら

「NL/ROKKO」概要

このプログラムはオランダ大使館協力のもと、東京都港区にある「SHIBAURA HOUSE」を起点として始まった、オランダ社会と日本の社会を比較して考えるイベント「nl local」シリーズの一環として六甲山上で開催されます。また8月26日〜11月23日まで開催されるアートイベント「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」(主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社)と連携、同イベントにおける展示の一部として展開されます。

主催:六甲山スマートシティ運営共同事業体(有限会社Lusie、株式会社ウェルビーイング阪急阪神)
協力:六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond、オランダ王国大使館、SHIBAURA HOUSE

NL/ROKKO特設サイト

六甲ミーツ・アートは有料展示エリアと無料展示エリアがありますが、本展示は無料エリアにあります。有料展示エリアを観るためには専用の鑑賞パスポートが必要となります。詳しくは六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond公式サイトよりご覧ください。

最寄り駅からROKKONOMADまでの交通アクセス

ROKKONOMAD会場には来場者用の駐車場はありませんので、極力、公共交通機関(六甲ケーブル等)でお越しください。車でお越しの方は、ROKKONOMADから徒歩約8分の山の共有駐車場をご利用いただく形となります。詳しくはこちらのMAPもご活用ください。