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【体験者の声】「六甲の自然と向き合い、自然の中に身を置き制作をする
」ワーク・イン・レジデンス vol. 05 松本 尚さん

ROKKONOMAD(ロコノマド)では、創作活動をする人が2〜4週間滞在して制作に専念していただくための「ワーク・イン・レジデンス」プログラムを用意しています。山の中の静かな空間で寝起きをして、制作に集中することができるのです。煮詰まったら、山の中を散歩したり自転車に乗ったりして気分転換するのもおすすめです!

今回は、「ワーク・イン・レジデンス」プログラムのフェローシップ(滞在支援)で滞在したアーティストで画家の、松本 尚さんの六甲山での体験をご紹介します。

記憶の焦点 / Focus of memory

文=松本 尚

2021年8月2日から15日まで夏の2週間、滞在制作を行いました。滞在中はスケッチに専念し、その後滞在中行った作業をもとにスタジオにて制作した作品をレジデンス報告として11月5日〜14日ROKKONOMADOにて作品展示を行いました。

夏の間集中して六甲の自然と向き合い、自然の中に身を置き制作をすることで、描く対象を体験として記憶する。
期間中行ったスケッチはその記憶のメモのようなものになりました。
滞在中野外でのスケッチを終えた後はワークルームにて作品の整理、過去の今までの作品制作の振り返りを行い、これからの作品の方向性をより明確にする貴重な機会になりました。

レジデンス終了後、その空間を記憶に留め筆のストロークに迷いがなくなる処まで滞在中の記憶をたぐりつつ、アトリエでの制作を続けました。
その夏の日々、夢中で書きなぐったスケッチはあくまでも体験の記憶の痕跡でしかなく、自分が何に目をとめ、何をスケッチしたのかを、本当の意味で自分が理解、認識、作品化するためには、作品習作として繰り返し紙に描くことで明確になっていきます。

http://naomatumoto.tsuyushiba.com/

アウトプットすることで習作と対峙し、自分と切り離したものとして再び向きあい、自分がその場にいた時間、体験を手と眼によって2次元へどのように落とし込むか、毎回試行錯誤、実験の繰り返しによって焦点を合わせて行きます。

今回の作品は六甲の自然、山で出会う人々、関係スタッフ、ROKKONOMADOという場所、それぞれが有機的に繋がり、制作者としての私を支えてくださったことにより成立した作品であると感じています。

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