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お知らせ

画家、松本 尚さんの個展「記憶の焦点 / Focus of memory」を開催します。

2021年8月に、ワーク・イン・レジデンスプログラムのフェローとしてROKKONOMADに滞在したアーティストで画家の松本 尚(なお)さんの個展を開催します。今回の個展は、滞在期間中に、六甲山で制作された作品が中心となります。

松本さんも滞在されたROKKONOMAD。六甲山上の森の中にあります。

今回の作品のテーマは「六甲山と神話」

普段から「神話」をテーマに表現をされている松本さん。今回は生まれ育った地域にある六甲山とその神話の関係をリサーチしている中で浮き上がってきた、水や浄化作用から着想し、六甲山の渓流のスケッチを始められました。

毎日のように歩き続けた六甲山の夏の山道

ROKKONOMADを拠点にして「渓流」のスケッチを繰り返す。

早いときは朝6時に、お弁当と水筒を持って山に入った松本さん。最初から描く渓流が決まっていたわけではなく、そのスポットを見つけるために、山道に入ったり、歩いている人に聞いたりしたそうです。

ようやくスポットが見つかると、天候が許す限り毎日そこに通い、同じ場所のスケッチを指先と記憶で覚えるまでほど繰り返し、何枚もデッサンを描いたところに、今回の作品の原点があります。

記憶の焦点を眼と手によって探る概念図(作=松本 尚)

スケッチを繰り返し、記憶の焦点を眼と手によって探る

2週間の滞在期間中は、デッサンで終了です。その後、松本さんのアトリエで記憶の焦点をたどり、それを目と手によってよみがえらせることによって今回の作品が完成となります。

そしてこの度、個展を松本さんが滞在したROKKONOMADの部屋にて行います。六甲山の圧倒的な自然と向き合い、松本さんが何を思い、六甲山の「神話」という科学を超えた領域を「水」や「渓流」を通してどのような世界観で表現され、現代に生きる私たちに何を語りかけるのか。ぜひ、見にいらしてください。

「渓流」を記憶の焦点を眼と手によって探って生まれる作品

【土曜限定・事前予約】日替わりランチ、内覧会もお楽しみいただけます。

ROKKONOMADの日替わりランチプレート

個展の観覧は予約不要ですが、普段はメンバー限定で提供しているROKKONOMADの日替わりランチプレートを土曜日限定でご提供します。ご興味のある方はお申し込みください。


記憶の焦点 / Focus of memory

【日時】2021年11月5日〜11月14日 10:00-17:00
※土・日(11月6-7日,13-14日) は松本さんもいらっしゃいます。
※月〜土はROKKONOMADの見学も可能です。

【料金】無料

【場所】ROKKONOMAD ( 兵庫県神戸市灘区六甲山町西谷山1878-48 )
※施設に駐車場はございません。
お車でお越しの場合は、近隣の駐車場へ停めて徒歩でお越しください。
【アクセス】ケーブル六甲山上駅より徒歩12分(道のりはこちらを確認

【予約】個展及びROKKONOMADの見学・・・不要
日替わりランチプレート 1,100円(土曜日のみ)・・・必要
ランチの予約はこちらから

松本 尚 / Nao Matsumoto

1975年兵庫生まれ。西宮市在住。2000年、京都市立芸術大学美術研究科ビジュアルデザイン科修士課程修了。主な展覧会:2008 年「うずまき」(SCAI X SCAI/東京)、「SENJIRU-infusion」Galerie Kashya Hildebrand(チューリッヒ)、2010 年「MOT アニュアル 2010:装飾」(東京都現代美術館/東京)、2013 年「川越え:キラキラヒカル」(長谷川祐子キュレーション、川越市蔵造り資料館、埼玉)、「かなたのうた」(アートスペース虹、京都)ほか。その他の参加プロジェクト:「現美新幹線:GENBI SHINKANSEN」「APartMENT 8artistリノベーションプロジェクト」(共に2016年)、他。

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