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【体験者の声】「心に余裕を感じ、それが一本一本の線や筆の動きにも表れました」ディーン・アイザワさん

ROKKONOMAD(ロコノマド)では、創作活動をする人が2〜4週間滞在して制作に専念していただくための「ワーク・イン・レジデンス」プログラムを用意しています。山の中の静かな空間で寝起きをして、制作に集中することができるのです。煮詰まったら、山の中を散歩したり自転車に乗ったりして気分転換するのもおすすめです!

今回は、「ワーク・イン・レジデンス」プログラムのフェローシップ(滞在支援)で滞在したディーン・アイザワさんの六甲山での体験をご紹介します。

DEAN AIZAWA(ディーン・アイザワ)
1993年、東京生まれ。米・サンフランシスコにあるアカデミー・オブ・アート大学でペインティング科を専攻、卒業後はブランドコンサルティング会社CIA Inc.でデザイナーとして勤務する。こよなく愛する登山と絵描きに集中するべく、2019年に独立。現在は、イラストレーターとみどり荘のコミュニティーオーガナイザーの二足のわらじを履く。年に1回は自然にこもって絵を描くサイクルを欠かさず、気になる自然や人を見るとすかさず、筆と紙を手に取り、繊細なタッチの線画と水彩で表現を繰り返す。
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文=DEAN AIZAWA (イラストレーター)

有馬温泉へ下山して、 六甲山へ戻るハイキングルートが気に入った

一昨年は滋賀の琵琶湖と鹿児島の屋久島、去年は奈良の吉野村、そして今年は兵庫の六甲へ。毎年どこか、自分が行ったことのない自然の場所へ行っています。環境を変えることで、自分に新しい刺激を与え続けてきました。そうすることが絵描きとしても、また自分自身としても本質的に必要だと思っているからです。

僕は自然に囲まれたROKKONOMADで2週間も過ごし、心に余裕を感じました。それが自分が描く一本一本の線や筆の動きに表れている気がしました。

素敵なワークスペースで制作するだけでなく、周りがすぐハイキングやジョギングができる環境だったのでよく体を動かすこともできました。一番気に入ったのは六甲山山頂まで上り、有馬温泉へ下山して、また紅葉谷道(もみじだにみち)を上り六甲山へ戻ったルートでした。約20キロ、4〜5時間はかかりました。森、川、滝、遠くの地平線まで見れる絶景スポットに足を運んで疲れ果てましたが、とても楽しかったです。途中で日差しと木の葉っぱの影の下で昼寝したり、川沿いで滝のスケッチをしたり、途中ですれ違う登山者の方々と挨拶したりしました。登りきったあとの六甲山ビールの一杯がおいしかった。そんな爽やかな日々を過ごせました。

雨が降る日はさすがに外へ行きませんでしたが、雨の音や霧の風景に惹かれました。

都心で過ごしているときとは真逆

正直ほとんどの時間は外を歩いたり、遠くを見つめながらたそがれていました。制作も大事ですが、環境に自分を沈めるのも貴重な体験です。都心で過ごしているときは忙しく、まるで常に走っているような状態で自分を見失いやすいですが、自然はそれとは真逆で、落ち着いて、ゆっくり時間が動いている気がしました。ゆっくり動くから自分を見つめ直す余裕がありました。それが今回ROKKONOMADで2週間滞在して達成できた事だと思います。

実は兵庫県に訪れるのは初めてでした。神戸市は東西に細長く、山と海が驚くほど近く、いつかここで住みたいと、ふとそう思いました。そんな神戸市と六甲山、全く新しい環境へ来ることができて、久しぶりにやりがいのある、有意義な、刺激的な、畏敬の念を抱くような、爽やかで喜びに満ちた日々を迎えることができました。また来るのが楽しみです。

ディーン・アイザワさんがROKKONOMAD滞在中に制作したイラストレーションやスケッチ:

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